【オフィスを居抜きで退去】おしゃれな内装じゃないとダメ?一般的な内装でも後継テナントが決まる理由を解説

オフィスの退去時に発生する原状回復費用は、多くの企業にとって大きな負担です。その負担を軽減する方法として注目されているのが「居抜きでオフィスを退去する」という方法です。居抜きでオフィスを退去するとは、オフィス内装や設備を一部または全部残したまま退去する方法で、次の借主がそれを活用することで原状回復が不要になるケースを指します。

ただし、居抜き退去には「後継テナントが見つかること」が条件となるケースが多いため『おしゃれなオフィスでなければ、居抜きで退去することができないのでは?』というイメージを持つ方も少なくありません。実際に、弊社にも「普通のオフィスでは借り手が見つからないのでは?」というご相談をよくいただきます。

しかし、実際にはシンプルで機能的な内装のオフィスも十分に後継テナントが見つかり、居抜き退去が可能です。

この記事では、一般的なオフィスが居抜き退去できる理由や、実際に居抜き退去を完遂させるまでの流れについて具体的に解説していきます。

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目次

居抜きでオフィスを退去するとは?

それでは、まず居抜きでオフィスで退去するとはどのようなことなのか、そしてそのメリットについて簡単にご説明します。

居抜きでオフィスを退去するとは、オフィスの内装や設備を一部またはすべて残し、次のテナントに引き継ぐ形で退去する方法を指します。

「居抜き」という言葉は、これまで飲食店や美容院、特にラーメン屋などでよく使われてきましたが、近年ではオフィスでもこの手法が広がりつつあります。通常、賃貸オフィスを退去する際には、内装をすべて撤去し原状回復工事を行う必要がありますが、居抜き退去ではこれらの工事を一部または丸ごと省略できるため、手間とコストを大幅に削減できるのが特徴です。

さらに、不要な家具や什器を廃棄せずに後継テナントへ引き継ぐことができれば、廃棄費用も削減できます。また、後継テナントが早く見つかれば、契約期間を短縮して早期解約できる場合もあります。このように、居抜き退去には多くのメリットがあり、効率的な退去方法として注目されています。

おしゃれなオフィスじゃないと後継テナントは決まらない?

冒頭でも説明した通り、居抜きでオフィスを退去をする際、条件としてよくあるのが「後継テナントが決まること」です。もし指定された期限までに後継テナントが見つからない場合、通常通り原状回復工事を行わなければならないケースがほとんどです。

そのため「見栄えが良く、おしゃれなデザイナーズオフィスでなければ後継テナントが決まらないのでは?」と思う方も多いでしょう。確かに、デザイン性の高いオフィスは手直し不要で利用できる点が魅力的で、居抜きオフィスの検索サイトなどに登録すればお問い合わせが集まりやすいのは事実です。

しかし、問い合わせの多さと実際の成約率は必ずしも一致しません。実際には、一般的な内装やレイアウトのオフィスでも、後継テナントがしっかりと見つかる例は少なくありません

それでは、なぜそのようなオフィス物件にも需要があるのかについて、次のセクションで詳しくご説明します。

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一般的なオフィス内装でも後継テナントが見つかる理由とは?

デザイン性が高くおしゃれなオフィスが注目されがちな居抜き物件ですが、実際には一般的な内装やレイアウトのオフィスでも後継テナントが見つかるケースは多々あります。その理由は、次の借主にとっての「使いやすさ」と「柔軟性」にあります。

このセクションでは、一般的なオフィス内装が居抜き退去で人気となる理由を解説します。

理由①:汎用性が高く、コストを抑えてカスタマイズしやすい

おしゃれな内装のオフィスは一見魅力的ですが、内装の個性が強すぎると次の借主の働き方に合わないことがあります。たとえば、大きなラウンジエリアやカフェ風スペースに多くの面積が割かれている一方で、必要な会議室の数が不足していたり、執務スペースが狭かったりすると、業務に適した環境を整えるために大幅な改装が必要になる場合もあります。

一方、一般的なオフィス内装は、会議室が適切に配置され、執務スペースも十分に確保されているため、そのまま使える汎用性の高さが特徴です。こうした内装は、幅広い業種や企業に対応できるため、後継テナントにとって非常に魅力的です。

最近では、「居抜き入居×リニューアル工事」という新しいスタイルが注目されています。これは、一般的な内装のオフィスに入居し、壁紙やカーペットを張り替えたり、色のトーンを調整するなど、最小限の工事で自分たち好みのデザインに仕上げる方法です。このアプローチにより、次の借主は会議室の設置や空調の移設、煙感知器の新設といった高額な工事を省けるため、コストを大幅に抑えることができます。

詳細は以下の記事をご覧ください。

つまり、「汎用性の高さ」と「カスタマイズのしやすさ」による経済性が、一般的な内装のオフィスを後継テナントにとって魅力的な選択肢にしているのです。

    理由②:おしゃれなオフィスが抱える原状回復リスクを避けたい

    デザイン性の高いオフィスは映えるという意味では非常に魅力的ですが、後継テナントにとっては意外なデメリットとなる場合があります。その大きな理由の一つが「原状回復費用の高さ」です。

    たとえば、天井をむき出しにしてカフェのような雰囲気を演出する「スケルトン天井」や、オフィス内にキッチンやバーカウンターを設置した特殊な内装は、確かにおしゃれで洗練されています。しかし、これらの造作物は、退去時に撤去して原状回復するための費用が非常に高額になる可能性があります

    このようなリスクを嫌い、最初からこうした内装を持つオフィスへの入居を避ける企業も一定数存在します。

    そのため、後継テナントに選ばれるのは「シンプルで機能的な一般的なオフィス内装」です。会議室や執務スペースが適切に配置されており、特別な造作物がないオフィスは、次回の移転時にもリスクが少ないため、多くの企業にとって安心して選べる選択肢となっています。

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    居抜きでオフィスを退去する際の流れ・フロー

    居抜きでオフィスを退去する際には、通常の退去手続きとは異なる特別なステップが必要です。居抜きでのオフィス退去を検討したい場合は「解約予告を出す前(前であればあるほどよい)」に貸主様にご相談いただくことをおすすめしています。

    以下に、居抜き退去の具体的な流れを詳しく解説します。

    STEP
    居抜き退去を検討し始める

    実際にオフィス移転をする1年~半年以上前から、居抜き退去を検討することをおすすめしています。検討し始めたタイミングで「居抜き退去を検討している」と弊社にご相談いただければ、弊社スタッフがサポートいたします。(ご相談・お問い合わせはこちら

    STEP
    貸主に”居抜きで退去したい”旨を伝え、承諾を得る

    居抜きで退去するには、貸主からの承諾が不可欠です。まず、貸主に「居抜き退去を希望している」と伝えましょう。募集期限を定め、期限内に後継テナントが見つからない場合は原状回復するという約束をすることで、承諾を得やすくなります。原状回復工事の見積もりも依頼しましょう。

    STEP
    後継テナントを募集する

    居抜きオフィス専用の募集サイトや不動産プラットフォームに物件情報を掲載、もしくはSNS等を活用して後継テナントを探します。移転先へもっていくオフィス家具、反対に、残置していきたい家具や設備などのリストを作成も進めます。現状のレイアウト図面もご用意ください。

    STEP
    後継テナントが見つかったら、引継ぎ内容をまとめる

    後継テナントが見つかったら、具体的な引き渡し内容を詰めます。内装造作について、家具の引き継ぎについて、クリーニングや必要であれば小規模な修繕を行い、引き渡しをスムーズに進めます。

    STEP
    後継テナントが見つからない場合、原状回復工事を発注する

    万が一、期限内に後継テナントが見つからなかった場合は、通常の原状回復工事を進めることになります。弊社では「原状回復工事費用の査定」「工事業者の選定や工事スケジュールの管理」のサポートが可能です。

    居抜き退去を成功させるためには、早めの準備と適切な手順を踏むことが重要です。ただし、手続きが複雑になることも多いため、専門業者に依頼するのがおすすめです。

    弊社では、後継テナントの募集から貸主との調整、原状回復工事の査定まで、各プロセスをトータルでサポートしています。スムーズな退去を実現するために、ぜひお気軽にご相談ください。

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    後継テナントを効率的に探すなら【vivit】がおすすめ

    vivit(ビビット)」は、弊社が運営する居抜きオフィスや内装付きオフィスに特化した専用検索サイトで、業界最大級の会員ネットワークを誇るプラットフォームです。後継テナント探しを効率よく進めるための強力なサポートツールとして、多くの企業にご利用いただいています。

    ここでは、後継テナント探しにおいて「vivit(ビビット)」を活用するメリットを詳しくご紹介します。

    効率的な後継テナント探しには専用サイトの活用が鍵

    後継テナントを探す際、最も効率的な方法は専用の募集サイトに物件を登録・掲載し、多くの人に物件情報を見てもらうことです。この方法は、広い層にアプローチできるため、候補となる後継テナントを効率的に集めることが可能です。

    一方で、SNSを活用して自力で後継テナントを探そうとする企業も見られます。しかし、SNSでの募集には専門知識が必要であり、貸主や借主との複雑な調整が避けられません。また、居抜きオフィスは中古物件であるため、トラブルが発生しやすいというリスクもあります。結果として、慣れた業者に依頼した方が作業コストを抑えられ、スムーズに進められるのです。

    「vivit(ビビット)」を活用する4つのメリット

    • 会員数10,000名以上のネットワークで広くアプローチ
      「vivit」では、10,000名以上の会員に対して物件情報を無料で掲載できます。専用サイトならではの広いネットワークを活用し、多くの潜在的な後継テナントにアプローチ可能です。
    • 定期的なメルマガ配信で「探している顧客」へ効率的に届ける
      10,000名以上の会員に対して、定期的なメルマガを配信し、物件情報を効率的に届けています。メルマガを通じて「今すぐ物件を探している」顧客に直接アプローチすることができ、後継テナントが見つかる確率をさらに高めます。
    • 専任の営業担当者によるサポート
      営業担当者が貴社の物件を積極的に顧客に紹介します。たとえサイトからの直接のお問い合わせが少なくても、使いやすいレイアウトの物件であれば営業担当者が顧客に対して積極的に提案し、後継テナント探しをサポートします。
    • トラブルを回避し、スムーズな移転を実現
      弊社は内装付きオフィスの取り扱いで培った豊富な経験を活かし、貸主や借主との調整から契約手続きまで、スムーズにサポートします。

      まとめ

      「居抜きでオフィスを退去する」という方法は、退去時に発生する高額な原状回復費用を削減できる効率的な手段として注目されています。内装や設備をそのまま次の借主に引き継ぐことで、工事費用や手間を大幅に軽減できるのが大きなメリットです。

      「おしゃれなオフィスでなければ後継テナントが見つからない」というイメージを持つ方もいますが、実際には、汎用性の高いシンプルな内装が多くの企業に選ばれています。本記事では、居抜き退去が可能な理由や成功させるための具体的な手順を分かりやすく解説しました。

      また、後継テナント探しには、居抜きオフィス専用検索サイト「vivit(ビビット)」の活用もおすすめです。業界最大級のネットワークを活用し、専任の営業担当者や定期的なメルマガ配信を通じて効率的に情報を届けることができます。

      原状回復費用を抑え、効率的でスムーズな移転をお考えの企業担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。


      まずはお気軽にお問い合わせください。


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