株式会社KICONIA WORKSは、少数精鋭のプロフェッショナル集団として、顧客の課題解決に深くコミットし、最大の価値を提供し、最大の信頼を得ることをビジョンに掲げています。AIや最新テクノロジーを活用し、幅広い業界へのビジネス導入実績を持つプロジェクトマネージャーやデータサイエンティスト、エンジニアが集結し、顧客に寄り添いながら成果を追求しています。その結果、新たなビジネス機会を創出し続けることや、メンバーにさらなる成長機会を創出しています。
今回、さらなる事業拡大を目指し、新しいオフィスへの移転を決断しました。新オフィスは、より広々とした空間と、充実した会議スペースを備えており、社員が効率的に働ける環境が整っています。加えて、居抜き物件の利点を活かし、移転コストを抑えることで、企業の成長をサポートしています。
今回のインタビューでは、KICONIA WORKSの代表である書上拓郎氏に、新オフィスへの移転の背景や移転後の社内外の反応、そして今後の展望についてお話を伺いました。
- 社員数増加で手狭になり、スペース不足に直面
- 会議室や打合わせスペース不足で業務に支障
- セキュリティ対策が不十分で、強化が必要だった
- 複数の会議室を備え、打ち合わせがスムーズに
- 広々としたスペースで、30名まで対応可能に
- 居抜き物件でコストを抑え、快適な環境を実現
社員増加やスペース不足を解消するためにオフィス移転を決意
――今回のオフィス移転を考えられたきっかけ・目的を教えてください。
書上さん:社員数が増加したことで、手狭さを感じるようになったのが移転の大きな理由です。移転時には従業員とインターンなどを合わせて20名ほどおり、リモートワーク中心のメンバーもいますが、全員がオフィスに出社するとオフィスのキャパシティを超えてしまう状況でした。2023年の年末頃にこの問題を意識し始め、特に隣のマンションも借りるほどスペースが足りなくなっていたことがきっかけです。
さらに、会議室や打ち合わせスペースが2つしかなく、クライアントとの対面打ち合わせやオンラインミーティングを行う際、十分な環境が整っていなかったことも課題でした。
また、セキュリティ面でも懸念がありました。今のビルに移転する前はビルのセキュリティに頼っていましたが、自社サーバーでお客様のデータを管理するため、執務室の入り口に追加で二重のロックを設置し、より強固なセキュリティ体制を整える必要がありました。
――オフィス移転の前に抱えていた課題はどのような点でしょうか。
書上さん:まず、駅からの距離に関する課題がありました。これまでもアクセスはよかったのですが、最寄りの出口から距離があることと、オフィスまでが坂であったことで、社員の通勤やクライアント訪問の際に不便さを感じることがありました。そのため、今回の移転では、より駅近で利便性の高い物件を探すことが重要なポイントでした。しかし、私たちの要望を満たす候補物件は限られており、なかなか理想的な物件が見つからない状況でした。そんな中、タイミングよくこの物件が出てきたことで、移転が現実のものとなりました。
また、移転を進めるにあたって、社内で4名のチームを編成し、事務系や決裁系の担当を私が、オフィス内のセキュリティやネットワーク構築を2名、加えてオフィス全体のデザインを考えていたデザイナーが1名という体制で、それぞれの分野の課題解決に取り組みました。
――そのような課題は解決されましたでしょうか。
書上さん:はい、今回の移転によって、ほとんどの課題が解決されました。まず、駅からのアクセスに関しては、非常に満足しています。以前に比べて格段に便利になり、社員の通勤時間も短縮され、クライアントがオフィスを訪れる際にもスムーズに来ていただけるようになりました。これにより、日常業務の効率も向上しています。
セキュリティ面でも大きな改善がありました。新しいオフィスでは、ビルのセキュリティだけではなく、執務室の入室管理やサーバールームへのアクセス制御もできるようになり、データの管理やセキュリティに関しても安心して業務を進められるようになりました。
また、働きやすさの面でも大幅に改善されました。広々としたスペースを確保できたことで、全社員が一堂に会しても余裕があり、会議室や打ち合わせスペースも充実しました。これにより、クライアントとの対面ミーティングやオンライン会議もスムーズに行えるようになり、社員がより集中して働ける環境が整いました。
このように、移転前に抱えていた課題はしっかりと解決され、さらに快適で効率的なオフィス環境を手に入れることができました。
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社内外問わず会社が成長しているという印象を与える重要な機会を
――移転する際の物件選定で、重視されたポイントについてお聞かせください。
書上さん:私たちが物件選定で最も重視したのは、会社としてのステップアップ感をしっかりと出すことでした。移転先がグレードダウンと思われることは避けたかったのです。移転は単なるオフィスの変更ではなく、対外的にも、そして社内的にも会社が成長しているという印象を与える重要な機会と捉えていました。
当社は、従業員やその家族、さらには顧客を非常に大切にする企業です。そのため、移転先のオフィスは、そうした大切な人々に対して「この会社はしっかりしている」と感じてもらえる場所であることが必要でした。これは、会社の信用や信頼を高めるためにも非常に重要なポイントでした。
――現在のオフィスで気に入っているポイントはどこですか。
書上さん:まず、会議室がしっかりと整備されていて、数も十分にある点が気に入っています。複数の会議や打ち合わせが同時に進行してもスペースに余裕があり、業務効率が大幅に向上しました。また、30名程度のキャパシティの執務室に加え、社員がコミュニケーションを活性化できるカフェスペースがあることも非常に便利です。
さらに、今回の物件が居抜き物件であることも大きなポイントです。内装や什器がほぼセットアップされた状態で承継できたため、移転に伴うコストを抑えることができました。もし居抜きでなければ、もう少しグレードを下げた物件を選び、内装に多くの費用をかけざるを得なかったかもしれません。この点でも、非常に満足しています。
――あらためて、当社の対応についてご感想をお聞かせください。
書上さん:今回でスリースターさんに仲介を依頼するのは3回目となります。すべて拡張を目的としたオフィス移転で、特に今回は居抜き物件での契約ができたことに大変満足しています。元々、レンタルオフィスを利用していましたが、事業が拡大するにつれて新たなオフィスを探す必要がありました。その際、複数の仲介会社に声をかけたものの、スリースターさんの迅速で的確な対応が決め手となり、引き続きお願いすることにしました。
信頼できるパートナーとして、これからもスリースターさんにお世話になることを考えています。
――オフィス移転後の社内からの反応はどうでしたか。
書上さん:社員からは、いくつかの点で非常に好意的な反応がありました。まず、トイレについてですが、弊社は多くが男性社員ということもあり、以前は男性トイレ渋滞が起きていたのですが、新しいオフィスで男性用の小便器が設置されていることに、特に男性社員からは非常に喜ばれています。
また、ビルの管理がしっかりしている点も大きな改善です。以前は自分たちでゴミを処理していましたが、今はいつでもゴミを出せるようになったり、水回りの清掃などをビルの管理会社がやってくれたりと、従業員への無駄な負担が軽減されて助かっています。
内装については、豪華すぎて少し「うちっぽくない」という声もありましたが、全体としては会議室が充実したことで、会議や打ち合わせに関するストレスがなくなり、業務がスムーズに進行できるようになりました。
――社外からの反応はどうでしたか。
書上さん:社外からの反応は非常に良好で、好意的な意見が大多数を占めています。特に新しいオフィスに訪問されたお客様からは、スペースの広さや内装の質の高さに驚かれることが多く、会社としての成長や信頼感が感じられるとの声をいただいています。
また、会議室や打ち合わせスペースが充実しているため、来客対応の際もスムーズで、非常に良い印象を与えられていると感じています。
「人がいるから仕事がある」というスタンスを忘れずに
――会社として今後取り組んでいきたい事はありますか。
書上さん:今後、当社が取り組んでいきたいこととしては、まず、役割を明確に持たせた子会社の設立を考えています。プロダクトベースやサービスベースの事業展開を推進することで、事業の幅を広げ、グループ全体としての成長を目指しています。その際、親子会社間でのセキュリティ対策や円滑なコミュニケーションの強化が重要な課題となります。これらをしっかりと整備し、グループ全体の効率化と安定した運営基盤を築いていくことが目標です。
また、私たちは「人がいるからこそ仕事がある」という考え方を重視しており、会社の規模を大きくするために社員数を増やしてどんどん案件を取りに行こうとするのではなく、限られた社員数の中でも個々の才能やスキルを最大限に活かした仕事をしたいと考えております。今後も、この方針を継続し、個々の強みを発揮できる環境づくりを進めていきたいと考えています。
そのため、当社では従業員のモチベーションや能力の向上へは惜しまずに投資をしていますが、その一方で、それ以外の無駄なコストは極力抑えています。優秀な人材を大切にし、そのスキルを存分に活かすことのできる環境をコスト意識高く整えることで、比較的安価な価格でサービスを提供できていると自負しています。そういった環境で働きたい方にとっても、魅力的な職場だと思っています。
当社では働き方も柔軟に対応しており、働く時間や場所は自由に選べます。評価は働いた時間ではなく、成果物の質に基づいて行われ、社員一人ひとりの目標やライフステージに応じた働き方を支援しています。また、勉強会や社内外での交流会の参加費用はすべて会社が負担し、従業員の成長を全面的にサポートしています。これからも、成長し続ける企業として、従業員とともに新たな価値を創出していきたいと考えていまし、そういった環境で働きたい方にとっても、魅力的な職場だと思っています。
――最後にオフィス移転を考えている方にアドバイスがあればお願いいたします。
書上さん:オフィス移転を検討する際には、こだわりすぎず、要件にある程度の柔軟性を持たせることが重要です。もちろん、理想を追求することは大切ですが、良い物件に巡り合うためには、条件に幅を持たせて対応する姿勢が必要です。私たちは3回の移転を経験してきましたが、毎回、当初自分たちで考えていた要件を一部緩和することによって、理想の環境を見つけてきましたし、仲介会社さん的にも、その方が色々な物件を紹介しやすいのだと思います。
最終的には私の直感で選ぶことが多かったですし、それはとても重要なことだと考えています。それができるのは、最終的な意思決定の場面において、従業員が私の直感を信頼してくれているという環境があったためです。それが結果として、スムーズな移転や最良の選択に結びついていると思います。
ちなみに、今回の移転にかかった費用は、家具の購入や引っ越し代も含めて約40万円ほどでした。一番高かった買い物は社員のコミュニケーション活性化や来社された方に出すためのドリンクを入れる大型の冷蔵庫で、7万円くらいしました。全体としてコストを抑えながらも、満足のいく移転を実現できたと感じています。
オフィス移転は会社の成長や次のステージへのステップとなる大事なプロセスです。柔軟な視点と信頼できる直感を持ちながら進めることで、きっと良い結果を手にすることができるはずです。
――貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
お客様プロフィール
- 所在地:東京都渋谷区渋谷3-28-15 渋谷S.野口Bldg. 9階
- URL:https://kiconiaworks.com/
- 業種:AIを中心とした最新テクノロジーを用いたビジネス構築支援
- 従業員数:20名(アルバイト等含む)
- 種別:事務所
- 坪数:60.23坪