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約3000年前の古代、江戸川区全域は海の底にありました。その後、海が後退し陸地化が進み、約1700年前の古墳時代前期にはこの地域一帯に人々が生活していたことがわかっています。中世の平安時代から鎌倉時代にかけてはこの地域は葛西氏が治めており、江戸川区や葛飾区を含む葛西33郷を伊勢神宮に寄進しました。近世の徳川時代になると、江戸の城下町作りが始まり、江戸川区は幕府領に取り込まれ、新田開発などが進んでいきます。江戸時代は区内に元佐倉道や岩槻道などが通っていたため、旅人で賑わい商いが盛んになりました。また、江戸川や新川の水運も発達し、往来する船で賑わうようになります。
明治時代に入ると近代化が進み、総武線が開通するなど交通機関の発達にともない人口も少しずつ増加していきます。昭和30年代からの高度成長期には地下鉄東西線が開通し、近代都市として目覚ましい発展を遂げました。その後、生活環境の整備も進み、臨海公園や親水公園を始めとする文化施設やスポーツ施設が次々に作られ、東京23区の中でも住みやすい街として人気があります。

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