2024年最新版!セットアップオフィスの基本的なレイアウト・スペースはなにがある?実際の内装事例もご紹介

セットアップオフィスは、働き方に変化が生まれてきたここ数年で人気と物件数が増加してきている賃貸オフィスタイプです。ベンチャー企業や中小企業にとって魅力的なオフィススペースとされており、理由はすでに内装が完成されており、入居後すぐに業務を開始できるからです。どの企業でも使えるように、一般的に使いやすいデザイン・レイアウトが採用されています。

こちらの記事では、どのような企業でも使いやすいオフィスとして設計されている「セットアップオフィス」の、基本的なレイアウトや最近の働き方にあったトレンドのスペースなどについて実際の事例も合わせてご紹介します。

目次

セットアップオフィスとは:内装工事が完了しているオフィス

セットアップオフィスとは、内装工事(一部物件は家具の設置まで)が完了しており、入居後すぐに業務を開始できる賃貸オフィスタイプです。

内装レイアウトを考えたり、内装工事業者を手配しなければならないなどの手間を削減できるほか、初期費用としての内装工事費用を丸ごと削減することができる点が特徴です。特にベンチャー企業や中小企業にとって、初期投資を抑えつつ効率的なオフィス環境を整える手段として注目されています。

セットアップオフィスの主な面積帯は、100坪未満ですが、特に多いのは『20~50坪程度』の物件です。人数にすると目安:10名前後~20名程度の広さになります。

セットアップオフィス:一般的なレイアウトとスペース

セットアップオフィスは、内装が完成しているオフィススペースでありながら、そのレイアウトは物件によってさまざまです。セットアップオフィスの一般的なレイアウトについて解説します。

セットアップオフィスの基本レイアウトは、以下の通りです。

  1. 受付スペース(エントランス)
    入口付近に受付カウンターのみが設置されているパターンが多いです。そこに自社で用意した受付電話や受付システムを設置していただけます。
  2. 執務スペース
    デスクやチェアを配置する一般的に「オフィススペース」と称される日常業務を行うスペースです。家具が配置されているかどうかはそのオフィスによって異なります。
  3. 会議室(ミーティングスペース)
    1~2部屋の会議室スペースが設けられていることが多いです。20坪未満の規模のオフィスの一部では、壁を設けずに、植栽やパーテーションで間仕切られている簡易的なスペースである場合もあります。
  4. リフレッシュスペース
    休憩やリラックスを目的として設けられたスペースですが、最近は気分転換としてこのスペースで作業を推奨する企業も増加しています。
  5. 男女別トイレ
    専有部にあるか共用部にあるかは物件によりますが、大規模ビルの中の1区画をセットアップ化している物件であれば、共用部に設置されていることがほとんどです。
セットアップオフィスレイアウトイメージ

上の図面を例にすると、紫(中央上部)が受付スぺース、黄(左側下部)が執務スペース、緑(右側下部)が会議室スペース、赤(中央下部)がリフレッシュスペース、青(右側上部)がトイレです。

上記のほか、対面で座ることのできるソファーブース(ファミレスブース)や仕切りがついている集中スペースなど、ミーティングや電話会議などでも気軽に利用できるスペースが増えており、業務効率化にも寄与しています。特に防音性の高いブースは人気が高く、セットアップオフィスに入居することで設置費用を削減できるため、多くのスタートアップ企業にとって魅力的な選択肢となっています。

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セットアップオフィス:一風変わったレイアウトとスペース

一般的には、上記でご紹介したレイアウトが揃っていることが多いです。しかし、最近は一風変わった内装レイアウトやスペースを採用したセットアップオフィスも増加してきています。今回はそのいくつかをご紹介します。

  1. 屋上テラス・バルコニー
    専用のバルコニーが用意されているオフィスや、入居者限定の屋上テラスが設置されているオフィスなどが増加しています。最近は、テラスにWi-Fiが完備されていたり、BGMが流れている拠点もあり、貸室以外でも快適に作業ができる空間が用意されています。
  2. バーカウンター
    オフィス内にまるでバーのようなカウンターを設置したレイアウトです。実際に、業務後に社員同士でお酒を飲む場所として活用される企業も増えています。また、カウンターの内部にゴミ箱や冷蔵庫などを配置することによって、オフィスに生活感を出さないようにすることも可能です。
  3. キッチンスペース
    一般的な給湯室とは異なり、よりおしゃれでオープンな雰囲気のスペースであることが多いです。一部のオフィスでは、ガスを引き込んでテストキッチンとして利用できる区画もあります。このスペースは、社内での達成会や新人歓迎会、パーティーなど、様々なイベントや集まりに活用することができます。
  4. 作業用カウンター
    複数の席が一列に配置されたスペースで、固定席ではなくフリーアドレスのスペースとして活用されることが多いです。窓際に設置されることも多く、眺望を楽しみながら作業を行うことができるため、人気があります。カウンターはどんなオフィスレイアウトにも適用しやすく、デッドスペースを有効活用するのにも役立ちます。

ベンチャー企業や中小企業にとって重要なのは、効率的なオフィス環境の確保と、働きやすい環境の提供です。セットアップオフィスは、そのニーズに合ったさまざまなレイアウトを提供しています。例えば、屋外で作業ができるオフィスや、バーカウンターやキッチンが充実しているオフィスなど、働き方の多様化に応じたレイアウトが増えています。

働き方にマッチしないオフィスは業務効率が下がる

自社の働き方にマッチしないオフィスレイアウトにしてしまうと、社員の満足度が下がり、結果として業務効率が下がる可能性があります。

例えば「個人で集中して行う作業が多いのに横の人との距離が近い席しかない」「来客が多いのに会議室が1部屋しかない」「電話をする機会が多いのに電話用のブースがない」など、オフィスの設備やレイアウトが働き方に合っていないと、集中力が下がったり、会議場所を手配するのに無駄な時間を要してしまったりと悪い影響を及ぼしかねません。

対して、働き方に合ったオフィスレイアウトは、集中力や生産性を高めるだけでなく、優秀な人材の定着にもつながると言われています。

近年、セットアップオフィスの物件数は増加しており、さまざまなレイアウトやスペースを採用したオフィスが増えています。オフィス移転を検討している企業にとって、内装レイアウトの参考として内見する価値があります。オフィス移転を成功させるためには、自社の働き方やニーズに合ったオフィスを選ぶことが重要です。

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【2024年版】セットアップオフィスの内装レイアウト事例

セットアップオフィス内装レイアウト事例①【渋谷区・約45坪】

受付スペース、会議室(6名用・8名用が1部屋ずつ)、執務スペース、男女別トイレ、ソファーブース(ファミレスブース)、作業用カウンターなどでレイアウトされたセットアップオフィスです。どの企業でもマッチするように高級感のあるシックな色合いで構成されています。

こちらは家具が付属ではないため、後から自分たちの好きなデザインの家具をお持ち込みしていただける形で募集をしていました。よって、使い方はさまざまですが、想定人数は24名です。

セットアップオフィス内装レイアウト事例②【渋谷区・約38坪】

会議室(6名用)、執務スペース、男女別トイレ、リラクゼーションスペース、キッチンスペース、コミュニケーションスペース、パーソナルブース(集中ブース)、専用バルコニーなどでレイアウトされたセットアップオフィスです。余裕を持った広々としたスペースで構成されており、想定人数は12名です。しかし、集中ブースやリラクゼーションスペースなどもありますので、12名以上でも快適にご利用いただけるレイアウトになっています。

こちらのセットアップオフィスはビルのエントランスに顔認証システムがついているため、各部屋ごとの受付スペースがなく、効率の良い設計になっています。

セットアップオフィス内装レイアウト事例③【目黒区・約55坪】

受付スぺース、会議室(6名用・8名用が1部屋ずつ)、執務スペース、男女別トイレ、作業用カウンター、パーソナルブース(集中ブース)、専用バルコニーなどでレイアウトされたセットアップオフィスです。パーソナルブースや一部家具は設置済みで、そのほかのオフィス家具は付いておりません。想定人数は25名です。

ビル自体が少し特殊で丸みを帯びた形になっていますが、それに合わせてカウンターが窓面に向けて設置されており、眺望を楽しみながら作業を行えるように上手く工夫されています。

まとめ:セットアップオフィスのレイアウトは使いやすい

今回は、近年人気が高まっている内装付きオフィスである「セットアップオフィス」の内装レイアウトについてご紹介しました。

セットアップオフィスは、一般的に使いやすいレイアウトやデザインで設計されていることが多いため、どの会社でも検討候補にいれるいただけるかと思います。「自社のカラーを存分にオフィスに演出したい」や「会議室や個室がたくさんほしい」などといった特別な要望がない場合は、一度見てみる価値がある賃貸オフィスタイプでございます。

オフィス移転や開設を検討している企業の方、セットアップオフィスにご興味があればぜひ一度内見・ご相談ください。


まずはお気軽にお問い合わせください。


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この記事を書いた人

マーケティング事業部主任として、オフィス移転に関する専門知識を提供しております。映像制作の経験から転職し、オフィス移転の営業事務として入社し、その後、マーケティング事業部に異動いたしました。当サイトでは、オフィス移転についての基本から具体的な事例、賃料推移データなどをわかりやすく解説し、オフィス移転初心者の方々にとって有益な情報を提供することを目指しております。お読みいただいた記事が、オフィス移転に関する理解を深めるお手伝いになれば幸いです。