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【オフィス移転事例】ハイブリッドワークの最前線:創造性と成長を促進する戦略的な新拠点への移転

株式会社ナディアは、デジタルクリエイティブとブランディングの領域において、多様なサービスを提供する先駆的な企業です。彼らの核となる目標は、デジタルデバイスの進化により日々変化する消費者との接点を捉え、顧客のデジタル変革(DX)課題に対応することにあります。ブランドコンサルティングからバナー制作に至るまで、幅広いクリエイティブソリューションを通じて、これらの課題を解決しています。

デジタルマーケティングの土台として重要なウェブサイトの構築においても、株式会社ナディアはその専門性を発揮しています。独自のブランディングメソッドを駆使し、コンセプト開発から実際のアクティベーションまでをカバーしており、ブランドのさまざまな課題に対応しています。また、ブランド価値を高めるための戦略立案と実施においても、総合的な視点からウェブサイトを提案し、構築しています。

この革新的な企業は、デジタルとクリエイティビティの融合を推進し、リモートワーク主体からハイブリッドワークへの移行を図る一環として、アクセスしやすい新宿区大京町に新オフィスを構えました。この戦略的な移転は、効率的なハイブリッド勤務体制を実現するための重要な一歩となりました。

今回、この移転プロジェクトを指揮した代表取締役CEO弓庭知様に、移転の背景、新しいオフィスでの取り組み、そして企業としての将来のビジョンについてお話を伺いました。オフィス移転は、場所の変更以上の意味を持ち、企業文化、働き方、社員のモチベーションに深く影響を与える重要な決断です。株式会社ナディアがどのように働き方の革新を図り、ビジネスの拡大を目指しているのかを、弓庭様の洞察を通じて探ります。

オフィス移転の背景・課題
  • リモートからオフィス中心への移行願望
  • リアルコミュニケーションの減少による創造性の低下
  • トイレ等の問題と周辺環境の課題
オフィス移転後の成果
  • 週3日出社の柔軟なハイブリッド勤務導入
  • コミュニケーションの活性化と創造性の向上
  • 最適化されたファシリティによる生産性の向上
目次

直接的なコミュニケーションは、創造性や新しいアイデアの発展に大きな影響を与える

株式会社ナディア 代表取締役 CEO 弓庭 知様

――今回のオフィス移転を考えられたきっかけ・目的を教えてください。

弓庭さん:以前のオフィスは南青山に位置しており、アクセスが良く、デザイン性に優れた室内で非常におしゃれな空間でした。社内の評判も良かったんです。コロナ禍の影響で、スモールオフィスを利用してリモートでの勤務が中心となっていました。

コロナが落ち着いてきたことを受け、私たちは今までの働き方を見直し、再びオフィスを主体とした勤務形態にシフトすることを決めました。ただ、社員数に対して席数が30席程度しかなく、十分なスペースがありませんでした。新たな働き方への変革を実現するためには、移転が必要だったのです。

また、オフィス自体にもいくつかの難点がありました。例えば、トイレが執務スペースの近くにあり、音が気になることがありました。屋上は開放的で、このスペースを利用し、社内イベントを実施することもありましたが、夏には活用しづらい環境でした。

これらの点を踏まえ、私たちは働き方の変革と同時に、これらの問題をカバーするための新しいオフィス環境を求めて移転を決断しました。

――オフィス移転の前に抱えていた課題はどのような点でしょうか。

弓庭さん:先に述べた通り、以前はリモート中心での勤務体制をとっていました。これにより、テレカンファレンスやチャットを主体にした業務スタイルが定着していました。確かに、この方法での作業は効率的で、日々のタスクをこなすには十分でした。しかし、私たちは徐々にクリエイティビティの低下に懸念を感じるようになりました。

リモートを中心とした勤務体制には、多くの利点がありました。一方で、限界も感じていました。特に、直接的なコミュニケーションの欠如や偶発的な刺激の不足は、創造性や新しいアイデアの発展に大きな影響を与えると感じています。オンラインでのやりとりは効率的ではありますが、同僚との対面での交流がもたらす刺激やアイデアの発散は難しいと感じました。

また、オンライン環境では、人的要素が重要な面接やディスカッションなどにおいても、その効果を最大限に発揮することが難しいと感じていました。対面でのコミュニケーションは、非言語的な要素も含め、より深い理解や共感を生むことがあります。そのため、新しいオフィスへの移転は、これらの課題に対処し、より充実したコミュニケーションとクリエイティビティを促進するための重要な一歩となりました。

――そのような課題は解決されましたでしょうか。

弓庭さん:はい、実際に多くの課題が改善されました。現在のオフィスでは、週3日の出社と他の日はリモートワークというハイブリッドな勤務体制を取り入れています。この方式により、リモートとオフィス勤務の長所を融合した環境を実現していると感じています。

新しいオフィスには、66席のフリーアドレスシステムがあり、平均して30から40名の社員が出社しています。前のオフィスもフリーアドレス方式でしたが、座席数が限られていたのに対し、今回の移転により座席数とスペースが大幅に拡大しました。

また、ゾーニングを意識して異なる作業スペースを設けることで、ただ座って作業するだけでなく、柔軟な働き方が可能になりました。これにより、社員は自分に合ったスタイルや当日の業務に応じて、最適な場所で作業することができるようになりました。

この移転は、生産性と創造性を高める職場環境を作り出す上で大きな一歩となりました。完璧ではないものの、従業員の満足度も高く、新しい勤務体制が良い結果をもたらしていることを実感しています。

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社員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくり

テレカンブースやコミュニティスペースも
ファミレスブース

――移転する際の物件選定で、重視されたポイントについてお聞かせください。

弓庭さん:移転に際して、いくつか重要なポイントを考慮しました。最も重視したのは、社員が週3日出社することを考慮した広さです。私たちは社員の約60%が同時に出社できるスペースを必要としていました。これは、人員計画を含めて、将来の変化にも対応できる広さであることが重要でした。建物やフロアの広さは後から変更できないので、この点には特に慎重になりました。

次に、コミュニケーションが取れる空間の確保も重要視しました。単に仕事をするためのスペースだけではなく、社員がリラックスし、交流できるような環境を作ることを目指しました。遊び心のある、柔軟なコミュニケーションが可能な空間を設けることで、社員の創造性やチームワークを促進することができます。

また、テレカンブースの設置も重要な要素でした。これにより、多様な働き方を支援し、リモートワークとオフィスワークのハイブリッドな環境を実現しています。これらの設備は、現代の働き方に適した柔軟性と機能性を提供するために必要不可欠です。

――現在のオフィスで気に入っているポイントはどこですか。

弓庭さん:私たちのオフィスは執務室側はアメリカンビンテージのスタイル、エントランス側は元々のファシリティを活かした北欧スタイルをテーマとしています。メインの業務を行う執務室はペンダントライトや家具にウッドや黒を基調としたデザインを採用し、クリエイティビティを刺激するような空間を意識しました。

特に、オフィス内のゾーニングには力を入れました。執務室にはパーテーション席やハイチェアの席を設け、職種や日々の作業スタイルに合わせてゾーニングしました。共同作業がしやすいフラットなスペース、ガヤガヤできるスペース、レクリエーションブースなど、様々な働き方をサポートするエリアを設けています。例えば、デザイナーは集中ブースで、プロデューサーはコミュニケーションの取りやすいスペースなど多様な職種にもフィットするように設計しています。みんなが自由に効率的に働ける環境を目の当たりにすると、ゾーニングの成果を実感できます。

前のオフィスではフロアが分かれていたため、部署間のコミュニケーションが限られていましたが、現在のオフィスではその壁がなくなり、部署を超えたコミュニケーションが自然に行われています。

ファシリティ面にも注力しており、外からは見えない部分ですが、社員のためにしっかりと整備しました。例えば、長時間の作業に耐えられる椅子やSRGB100%のモニター、タイプC1本でモニター接続、電源供給および有線インターネット接続が可能な設備を整えています。これらは全て、働く社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるようにと考えて導入したものです。

プレゼンができるソファーエリア
湾曲モニターが設置された集中ブース

――あらためて、当社の対応についてご感想をお聞かせください。

弓庭さん:スリースターさんのサービスには本当に満足しています。彼らは私たちのニーズを先読みし、それに応じて迅速に対応してくれるので、大変助かりました。特に印象的だったのは、担当の菅さんが物件内覧の際に私たちのスケジュールを事前に把握し、次のアポイントメントに間に合うようにタクシーを手配してくれたことです。このような細やかな配慮は、ビジネスマンとして非常に尊敬に値するもので、深く感謝しています。

また、物件選定や交渉のプロセスにおいても、スリースターさんは私たちの要望や感じていることを深く理解し、資料の提供や賃料、フリーレントの交渉など、必要なことを先回りして進めてくれました。

最終的に、他にも適切な物件がいくつかあったにもかかわらず、担当者である菅さんとの信頼関係を重視し、スリースターさんと共にプロジェクトを進めることを選びました。このような信頼関係が構築できたのは、スリースターさんのプロフェッショナリズムと思慮深い対応のおかげです。全体的に大変満足しており、今後もこの良好なパートナーシップを継続していきたいと考えています。

――オフィス移転後の社内からの反応はどうでしたか。

弓庭さん:移転後の反応は非常に好評でした。当初、物件選定時には同ビルの1階も考慮していましたが、結果的に5階への移転が最適だったと感じています。5階は高い天井と広々とした空間があり、快適なゾーニングが可能で、全体的に働きやすい環境が実現しました。社員からは「今までで一番いい!」という肯定的な声が多く聞かれ、非常に満足しています。

また、デスクの一人あたりのスペースを以前の120cmから100cmに変更しましたが、不思議なことにほとんどの社員は狭くなったことを気にしていません。デスクが流し型になっているため、一人ひとりのスペースが認識しにくく、全体的に開放感があるからかもしれません。

オフィスのデザインや機能性も高く評価しています。椅子の使い勝手が良いこと、オフィス内の移動がスムーズでコミュニケーションを取りやすいこと、バーでの食事や交流が社内コミュニケーションを生み出していることなど、多方面での改善が感じられます。

さらに、社員が自ら新しいオフィスの使い方を見つけているのも大きな進歩です。プレゼンや打ち合わせをソファーエリアで行うなど、業務場所の選択肢が広がり、よりリフレッシュしながら効率的に仕事ができるようになりました。また、コロナ禍で主流だったチャットベースのコミュニケーションから脱却し、リアルな交流が再び活性化しています。これにより、若いメンバーと上層部の関わり方が改善され、クライアントの意向を汲み取る力も向上しています。全体として、移転は社内の働き方やコミュニケーションに大きなプラスの影響をもたらしました。

――社外からの反応はどうでしたか。

弓庭さん:多くの方に「いいね!」と言っていただく機会が増えました。特に、社内に設置されたソファーがあるプレゼンブースでプレゼンテーションを行った際には、「こんな場所でプレゼンしていただけるなんて思わなかった!」と驚かれました。これにより、多くの来訪者が「また来たい」と感じているようで、私たちにとっても非常に嬉しい反応です。

また、オフィス内に「バー」を設けたことも好評です。打ち合わせが終わった後にそのまま場所を移動せずに飲めるため、多くの来訪者に重宝されています。このバーの照明はグラスを模したデザインで、ここにもこだわりを持っています。

さらに、遊び心があっておしゃれなオフィスだという声も多くいただいています。リラックスできる雰囲気と、さまざまな色が組み合わされたデザインが、訪れる人々に新鮮な印象を与えているようです。全体的に、私たちのオフィスは社外の人々にとっても魅力的な場所になっていると実感しています。

クライアントのビジネスをドライブさせることができる、クリエイター集団に

開放的なバーカウンター

――会社として今後取り組んでいきたい事はありますか。

弓庭さん:当社の取り組みは、私たちがMISSIONとして掲げている「Be a Creator’s BIOTOPEークリエイター生態系の確立」にあります。私たちの目標は、教育やスキルの向上、適正な報酬の実現などによって、幅広い分野でクリエイターたちの成長をサポートすることです。また、顧客からの直接的な指名を得ること、そして顧客課題を第一に考えるクリエイティブスタジオとしての地位を確立することも目指しています。

株式会社ナディアは単なるクリエイティブを提供する会社ではなく、お客様の課題を解決し、ビジネスをドライブさせるためのパートナーとして機能します。ウェブ、グラフィック、空間設計など、幅広い分野での実績を持っており、私たちの仕事は単に「かっこいい」だけでなく、結果を出すために最適な解決策を見つけることに重点を置いています。

マーケティングやクリエイティブの専門家として、適切なパートナーと組むことによってさらなる進化を遂げ、お客様の側に立ち、共に成長することを目指しています。

当社は、スキルが高いだけでなく、主体的に思考し、積極的に行動し、成長する意欲を持った人材を重視しています。私たちの理想は、他者を非難するのではなく、自分自身が行動を起こす主体であると自覚し、他人の視点を理解できる人です。技能は時間をかけて習得可能ですし、当社はプロフェッショナリズムを重んじており、一流のクリエイターを育成する自信があります。社員一人ひとりの成長が、会社の成長に直接繋がると信じており、私たちはクライアントのビジネスをドライブさせることができるような人材を求めています。

エントランスサイン
弊社担当の菅と弓庭さん

――最後にオフィス移転を考えている方にアドバイスがあればお願いいたします。

弓庭さん:オフィス移転を考えている方々には、いくつかのポイントを心に留めておいてほしいと思います。まず、物件の内覧は単なる形式ではなく、その場所で何を実現したいのか、どのような働き方を目指しているのかを具体的にイメージしながら行うことが大切です。内覧はその空間が視覚的にどう映るかに大きく影響されますが現在の姿ではなく、実際に自社の文化や目指す働き方を実現できるかどうかを見極める機会としてください。

「たかがオフィス、されどオフィス」だなと考えており、これはオフィスが単なる物理的なスペースであると同時に、会社の文化や働き方を形作る重要なパーツであることを意味しています。オフィスは、会社がどうなりたいかというビジョンを体現する場であり、その目標に向かって逆算して計画することが大切です。

また、このプロセスにおいては、専門家の意見を取り入れることをお勧めします。私たちの経験では、スリースターさんのような専門家に相談することで、効率的にかつ適切に物件選びを進めることができました。短期間で多くの物件を内覧し、最適な選択をするためのサポートを受けることは、成功への重要な一歩です。

――貴重なお話をありがとうございました!

※掲載内容は取材当時のものです。

お客様プロフィール

株式会社ナディア
  • 所在地:東京都新宿区大京町22-1 グランファースト新宿御苑5階
  • URL:https://nadia.bz/
  • 業種:デジタルクリエイティブ
  • 従業員数:112 名
  • 種別:事務所
  • 坪数:128.28坪

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この記事を書いた人

マーケティング事業部主任として、オフィス移転に関する専門知識を提供しております。映像制作の経験から転職し、オフィス移転の営業事務として入社し、その後、マーケティング事業部に異動いたしました。当サイトでは、オフィス移転についての基本から具体的な事例、賃料推移データなどをわかりやすく解説し、オフィス移転初心者の方々にとって有益な情報を提供することを目指しております。お読みいただいた記事が、オフィス移転に関する理解を深めるお手伝いになれば幸いです。

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