床の色でイメージが変わる

床の色でイメージが変わるオフィスの印象や雰囲気を左右するのが床です。
床の色から感じられる雰囲気と照明の反射による影響が、オフィス内の印象を決めます。
一般的なオフィスでは、グレーやライトグレー床のオフィスが多く見かけますが、この場合だと照明の光が床に吸収されてしまうため、長く利用するほどに室内全体が暗く感じられるようになります。
逆にパールホワイトのような明るい色彩のオフィス床を利用すると照明の反射がよくなるため、全体的に明るく清潔さも感じられますが、その一方で殺風景な印象になりがちです。
このように、オフィス床の色によってオフィスの印象は左右されるのです。

オフィス床の種類

オフィス床に使用される床素材でも印象は変わります。
主な床素材として塩化ビニル製のフロアタイルとフロアカーペット、木材を使用したフローリング、人工大理石などが使われ
ています。

塩ビタイルの特徴

耐久性が高い塩ビタイルは、エントランスや廊下・通路床に使用に向いており、多くの人が歩いても耐えられる耐久性を備えていますが、安っぽい印象が難点です。

フロアカーペットの特徴

フロアカーペットは足音を吸収してくれたり滑りにくいという特徴があり、見た目にも高級な印象を感じられるため、執務室や役員室などに向いた素材です。

フローリングタイルの特徴

フローリングタイルは、木材を原料としているので温かみのある印象がオフィス内に広がりますし、人工大理石タイルだと重厚感や贅沢感が感じられます。
またフロアタイルのデザインやレイアウトによっても印象が違います。
同じ色をしたタイルをオフィス床一面に敷き詰めるよりも、異なる色のタイルを交互にレイアウトしたチェック柄にするだけで、オフィス内の印象が改善されます。

オフィス床のその他の効果

この他にもゾーニングを床に施すオフィスも増えています。
これは、オフィス内の床に異なる色のタイルを敷いてハイライト効果をもたせパーティション代わりにするものです。ワークスペースと通路の床タイル、あるいは社員と管理職のワークスペースに異なる色の床タイルをレイアウトして境目を作り、スペースに応じた役割や機能を明瞭にできるため、オフィス内の印象が大きく変わります。

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