増槽の定義

ビジネス用語として使用されている『増床』ですが、本来は別の意味を持っています。

【増床】
(1)病院において入院患者のベッドを増やすこと。
(2)商店やデパートにおいて売り場面積を増やすこと。
(3)オフィスにおいてフロアを拡張または増やすこと。

オフィス用語としてはフロアを広くするという意味で使われています。賃貸オフィスであれば現在事務所のあるビル内で新たにフロアを契約することを指す場合もあります。自社だけのビルであれば新たに別棟を建てる『増築』と同じ意味で使用されています。

どのようなときに増床するのか

増床は主に企業の事業拡大や従業員増加に伴って行われます。事業が拡大した場合狭い事務所では作業がはかどらない・圧迫感によって従業員が不快な思いをする・来客が訪問した際に印象が悪いなどの理由から増床を行う傾向があります。また、事業を拡大するとは利益が伸びている、または元々莫大な財産を持っていることが多く予算に余裕があるので増床を行うことが多くなります。

増床・移転それぞれのどちらが良い

移転のメリット

増床を行う場合移転とメリットを比較して判断すると良いでしょう。移転は気分を一新でき、今までの事務所の欠点を改善できる可能性があります。しかし、新たな事務所の検討・交通費の計算・取引先への移転報告など移転に関するさまざまな作業が必要となります。増床は間取りなどを変えることは難しい反面、移転と比べると作業は少なく済みます。また、顧客が事務所を訪れるような業務内容の場合は移転によって獲得した顧客を失うこともあります。料金の面から移転・増床を比べるとデザインや立地によってさまざまで優劣をつけることはできません。複雑な構造のオフィスを増床するなら移転の方が安く済む場合があります。現在のオフィスが安い賃料であれば移転する方が高い場合もあります。失敗のない判断をするためには両方の場合を検討して見積もりを行うべきです。

増床のメリット

増床は本来病院やデパートなどで使用されている言葉です。病院の場合は増築を行って入院患者のベッドを増やす意味で使われています。デパートの場合は収益率の低い売り場を撤去し、収益率の高い売り場を拡張する意味で使用されることが多いです。

一覧へ戻る