【オフィス賃料予測】2021年に賃料が底を打つ!?2018年4月がピークとの予想
今回は【オフィス賃料の今後の推移予測】をご紹介させて頂きます。
ニッセイ基礎研究所が発表したもので、要旨は以下になります。
「東京都心部Aクラスビルのオフィス市況見通し(2018年2月8日付)」
【Aクラスビルの賃料は、2018年4Qから下落し、2021年3Qを底に反発する見通し】
・現在の賃料サイクルは2012年を起点に賃料が上昇している。
・最近は、2018年以降の大量供給が懸念となり、賃料は伸び悩んでいる。
・東京都心部Aクラスビルの空室率は着実に低下している。
・空室面積が2008年の水準まで減少しており、築浅の大規模ビルでまとまった空室が確保しづらくなっている。
・2018年竣工予定のビルのリーシングが順調に進んでいる。
・Aクラスビルの新規供給は、2018年と2020年に20万坪を超える大量供給がある。
・さらに、2023年と2023年にも再び大量供給が予定されている。
・東京都によると、都心のオフィスワーカー数の急激な減少は無いと考えられる。
・リーマンショック後のような大幅な下落にはならず、緩やかな下落にとどまる見込み。
以上が要旨となります。
また、当社でまとめた今後の新築ビルの供給量データは以下になります。
供給量は2018年が29万坪、2019年が22万坪、2020年が21万坪となっています。2017年が11万坪でしたので、供給が一気に増えることになります。
最近のリーシング状況を見ると、2018年竣工のビルは順調に内定が進み、現在の主な募集中物件は2019年以降竣工予定の物件です。
今後、二次空室や三次空室が増えてくれば、空室率が上昇し、既存ビルの割合が増え、賃料は下落していくと思われます。
BクラスCクラスのビルは遅行性がありますので、下がり始めるの来年ではないでしょうか。
直近の空室率と平均賃料は以下記事をご参照ください。
ご質問や相場資料のご依頼などはお気軽にご連絡ください。
今後の賃料予測について、営業担当者からご説明させて頂きます。契約更新や再契約を控えている企業さまにもご参考にして頂けると思います。