【移転インタビュー】IT×物流で創造する価値と未来を拓く新オフィスでの挑戦と展望
株式会社ルーフィは、”ITによる物流革新で「あったらいいな」をお届けする”をビジョンに掲げ、テクノロジーを駆使して物流の課題を解決し、新たな物流サービスを創造する企業です。アフターコロナにおいて、世界情勢の不安定さや物価高騰の問題が伸し掛かる中、生産性向上とマーケットチャンスの捉え方が重要視されています。
昨年、広域エリアではコロナ対応物流支援を展開し、配送マッチングシステム「ハコブリッジ」や全国当日配送「ハコJET」など、様々なサービスを通じて計画以上の成果を上げてきました。今年は、エリア拡大を推進し、新たな物流サービスを創出して社会に貢献していきたいと考えています。
この一環として、新しいオフィスへの移転を行いました。この新しいワークスペースは、コミュニケーションとクリエイティビティを促進する設計が施されており、社員やビジネスパートナーが来たくなるような環境を目指しています。
今回のインタビューでは、移転の背景や目的、社内外からの反応、そして今後の展望についてお話しいただきました。
- 限られたスペースによる効率の悪化
- 会議中の音漏れで秘密保持に課題
- 古くなったオフィスの解体計画
- 広くて快適な作業スペースを実現
- 先進的な商談室で商談の機会を増加
- 働きやすい環境でワークライフバランスを向上
より機能的かつ快適な環境を整え、更なる成長を目指す
――今回のオフィス移転を考えられたきっかけ・目的を教えてください。
渡辺さん:今回のオフィス移転のきっかけは、以前入居していたビルの建て替えが決定したことにあります。
ビルのスクラップ&ビルドに伴い、我々は新たなオフィスを探す必要が生じました。そのため、移転の目的は、事業の継続性を確保するとともに、新しい環境での更なる成長を目指すことにありました。
――オフィス移転の前に抱えていた課題はどのような点でしょうか。
渡辺さん:私たちが移転前に抱えていた問題はいくつかありますが、特に商談室のスペース不足が深刻でした。頻繁に行われるクライアントとの商談や内部会議には、広さとプライバシーが必要不可欠です。また、遮音性にも課題があり、前オフィスの消防法に準拠した構造が逆に音漏れを引き起こしていました。具体的には、会議室と商談室を隔てる欄間がオープンであったため、隣のスペースへの音の漏れが頻発していたのです。
さらに、社員の食事スペースが不足していた点も大きな問題でした。適切な食事エリアの不在は、業務効率だけでなく、社員の満足度やウェルビーイングにも悪影響を及ぼしていました。このため、新しいオフィスではこれらの問題に積極的に対処し、機能的で快適なワークスペースの整備に努めました。
――そのような課題は解決されましたでしょうか。
渡辺さん:はい、私たちが抱えていた課題は、新しいオフィス移転によって大きく解決されました。商談室のスペースは以前よりも大幅に拡張され、複数の商談が同時に行われる場合でも十分なプライバシーを保ちながら、快適に業務を遂行できるようになりました。また、遮音性に関しては、専門家のアドバイスを受けながら、適切な建材と構造により、前オフィスで問題となっていた音漏れを大幅に改善しました。
食事のためのスペースについても、新オフィスには専用の休憩室を設けることができ、社員がリラックスして食事を取れる環境を整備しました。この結果、業務の効率だけでなく、社員の満足度も向上し、全体として良好なオフィス環境の整備が促進されていると自負しています。
これらの改善により、チームの一体感と生産性の向上が実感できるようになり、全員が新しいオフィス環境にポジティブな影響を受けています。
- はじめてのオフィス移転で何から始めたら良いかわからない…
- オフィス移転のことが全然わからないけど大丈夫?
- オフィス移転はどんな流れで進むの?
- どんなオフィスが必要なのかわからない!
はじめて移転をされる方も、オフィス移転の面倒さを知っている方も、ニーズに合わせたご提案をいたします。
コミュニケーションと効率を重視した空間づくり
――移転する際の物件選定で、重視されたポイントについてお聞かせください。
渡辺さん:新オフィスへの移転にあたっては、いくつかの重要なポイントを考慮しました。特に注力したのは、従業員がリラックスして交流できるリフレッシュスペースの確保です。このスペースはランチや社内イベントを通じて部門間のコミュニケーションを促進する場となり、ECサイトの商品試食など、チーム活動にも役立っています。
また、適切な会議室、商談室、そして快適な打ち合わせスペースの充実も重視しました。これにより、内外のコミュニケーションが活発になることを期待しています。オフィスには、最新の設備を備えた広々とした会議室や、ファミリーレストランのような落ち着ける打ち合わせスペースを設置しています。
加えて、アクセスの良さも大きな選定基準でした。以前のオフィスが日本橋高島屋の隣にあり、交通の便が良かったため、従業員の通勤の利便性を維持すること、そして必要に応じて電話番号の変更なしに業務を継続できる環境を確保することが求められました。これらの点を踏まえ、前オフィスの近くに新しい物件を選ぶことで、事業の連続性を保ちつつ従業員の利便性も確保しました。
――現在のオフィスで気に入っているポイントはどこですか。
渡辺さん:私たちの新しいオフィスには多くの魅力的なポイントがありますが、特に気に入っているのは、L字型カウンターが設置されたリフレッシュスペースです。ここは従業員がランチを楽しんだり、部門を超えて試食会や歓迎会などのイベントを行ったりするのに理想的な場所です。このエリアがあることで、社員間のコミュニケーションが格段に増え、職場の雰囲気が活気づいています。
会議室と商談室の環境も大幅に向上し、十分なスペースと高品質な遮音設備が整っています。これにより、静かでプライベートな商談やミーティングが可能になりました。執務スペースはデスク周りの無駄を削除し、コード類を上手く収納して、すっきりと清潔感のある環境に変わりました。その後ろには、特注のカラーを用いたファミレススタイルのソファがあり、リラックスしながらの打ち合わせができるようになっています。
さらに、エントランスも広々としており、来訪者を迎えるスペースとしても十分な広さがあります。これにより、訪問者へのファーストインプレッションが向上し、会社の顔としての機能も果たしています。これらはすべて、快適で生産的なワークプレイスを実現するための重要な要素です。
――あらためて、当社の対応についてご感想をお聞かせください。
渡辺さん:我々のオフィス移転に際して、スリースターさんのおかげで大変満足のいくオフィスを見つけられました。初めてのオフィス紹介から、細やかに情報提供いただき、常に親切な対応を受けたおかげで、安心して相談できました。特に、吉田様の迅速で詳細な対応と、後からプロジェクトに加わった下り藤様には、様々な選択肢を提案いただき、大変感謝しています。
当初は日本橋や京橋エリアを希望していましたが、条件に合う物件が見つからず、神田や秋葉原、小伝馬町など、より広い範囲を検討しました。多くの物件を見ましたが、決め手となるものには出会えていませんでした。しかし、希望にピッタリの物件が見つかった際、スリースターさんは速やかに情報を提供してくださり、その迅速な対応のおかげで、我々は理想のオフィスを確保できました。
内装に関しては、スリースターさんの紹介で株式会社グッドライフさんにお任せしました。内見時からグッドライフさんに同行いただき、我々の要望に合う広さや内装のアドバイスを受け、自分たちに合った物件を見つけることができました。利用可能なビルの2フロアのレイアウトイメージを作成してもらい、その中から最終的にどちらのフロアを選ぶか決めました。
また、オフィス家具のショールームにも同行していただき、実際に目で見て確認し、購入できたのも良かったです。餅は餅屋ではないですが、わからないことはしっかりプロに相談すべきだなと感じました。
この度は、素晴らしいサポートをいただき、心から感謝しております。
――オフィス移転後の社内からの反応はどうでしたか。
渡辺さん:移転後の社内の反応を把握するため、我々は従業員を対象にサーベイを実施しました。その結果、施設の環境に対しては、90%以上の社員から肯定的なフィードバックを得られました。特に、オフィスの広さ、明るさ、快適な空調、魅力的なデザイン、そして増えた会議スペースの設備改善が評価されています。なお、リフレッシュスペースの設置が社内コミュニケーションの増加に寄与し、働く環境を一層良好にしたという意見が多く寄せられました。
アクセスの利便性についても、60%以上の社員が満足感を示しており、特に京橋や東京駅への近さが好評です。一方で、移転が通勤時間に大きな変化をもたらさなかったため、一部からは中立的な評価が見られました。
その他にも、サーベイでは通信環境の向上、取引先との打ち合わせのしやすさ、部署間の壁が低くなったことなど、ポジティブな変化が報告されています。サーベイからは、新しいオフィスへの移転が、社員の働きやすさだけでなく、社内外のコラボレーションの改善にも大きく寄与していることが明らかになりました。
――社外からの反応はどうでしたか。
渡辺さん:社外からの反応は、非常に肯定的なものでした。新しいオフィスのリフレッシュスペースや会議室の設備について、「きれいで立派になった」との声を多数いただきました。
さらに、我が社のオフィスが東京駅に近いため、アクセスの良さを指摘する声もあり、「便利になった」との評価を得ています。これは、取引先をはじめとする来訪者にとって、我が社への来訪が以前よりも格段に容易になったことを意味しており、この点は特に喜ばれています。
このように、オフィス移転が社外の方々にとってもプラスの影響をもたらしていることを実感しております。
独自のITソリューションを活用してクライアントの物流課題を解決する
――会社として今後取り組んでいきたい事はありますか。
渡辺さん:当社は、将来に向けた取り組みとして、まず地域的な拡張を目指しており、近畿地方に新たな拠点を設ける予定です。この拠点を通じて、事業のさらなる発展と顧客満足度の向上を目指しています。
さらに、物流業界におけるITの積極的な利用に注力していきます。単純な配送業務にとどまらず、独自のITソリューションを活用してクライアントの物流課題を解決し、価値あるサービスを提供することを目指しています。
社内コミュニケーションの促進も大切にしています。そのため、新しく社内イベントチームを立ち上げ、リフレッシュスペースでのイベントや催し物を通じて、従業員同士の交流を深め、協力的な職場環境を築いていきたいと考えています。これらの取り組みを通じて、社内外にわたるポジティブな変化を推進していきます。
私たちのビジョンは、「ITによる物流革新で『あったらいいな』をお届けする」ことです。創業から28年間、従来の物流配送からの脱却を目指し、配送のノウハウとITテクノロジーを組み合わせたユニークでオリジナルな物流サービスを開発してきました。挑戦を重ねる中で失敗もありますが、それらは成長の糧と捉えています。物流の経験の有無にかかわらず、挑戦する気持ちがあれば、一緒に新たな価値を創造できると確信しています。
共感いただける方と共に働くことを楽しみにしております。ぜひ、ご応募をお待ちしております。
――最後にオフィス移転を考えている方にアドバイスがあればお願いいたします。
渡辺さん:オフィス移転を考えている方には、従業員や取引先が来訪したくなるようなオフィス環境を整えることが重要です。新型コロナウイルスの影響でリモートワークが普及していますが、それに伴いオフィスの役割も変化しています。オフィスは単なる作業場所ではなく、コミュニケーションやチームワークを促進する場としての価値が高まっています。
特に、会社の将来を担う中心メンバーの意見を積極的に取り入れることで、より魅力的で機能的なオフィスを実現できるでしょう。オフィス移転は大きなチャンスです。新しい空間で従業員の満足度を高め、企業文化を育むことができる機会を最大限に活用してください。
――貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
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