【オフィス移転事例】採用強化のため、立地改善と面積を拡張した移転事例
今回は採用強化とオフィス面積を拡張するために移転された事例をご紹介します。さらに、諸事情により貸主が内装費用を一部負担した特殊な事例ですので是非ご覧ください。
2021年11月に移転された株式会社関東設計様にお話を伺いました。
会社名:株式会社関東設計 東京支店
所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町15番18号 EDGE小伝馬町ビル
事業内容:建築、設備(機械・電気)、土木の図面請負業務
技術者(建築・設備・土木)の派遣業務
URL:http://www.kantoh-sekkei.co.jp/
ご移転の経緯(理由・目的など)を教えてください
以前の事務所(押上)は、収支をみるために出店した仮のオフィスでした。しばらく様子をみて、採算が取れると判断したため、こちらのオフィスへ本移転しました。
主な移転理由としては以下の通りです。
- 社員が増え、前の事務所では狭くなったため
- 社内業務を行うため(図面の受注業務)
- 派遣業務がメインのため、綺麗な事務所に移動し、面接者に好感をもってもらうため
- 会議室を設けたかったため
引渡し状態について教えてください
前入居者が退去したまま、原状回復をしていない状態で引渡しを受けました。ですので、天井、床タイルは汚い状態、エアコン、照明器具は古いままでした。
入居する際、施工された工事内容を教えてください
弊社が実施した主な工事は以下の通りです。
- エアコンの交換(2台)
- エアコンの増設(2台)
- 天井、壁の塗装。
- 床タイルの張替え
- 照明器具の全取り換え(LEDへ交換)
- 間仕切り工事
- 電話、ネットワーク、電気工事
通常は原状回復で行う内容も含まれていますので、貸主からの費用負担もありました。ただ、全ての工事金額は賄えなかったので、当社の費用負担もありました。
通常の賃貸オフィスと比較して、苦労されたことはありましたか?
内装工事に関しては、施工会社が指定されていたため、金額や施工工程において融通が利かず苦労しました。
特に、日程がタイトな状況でしたので、柔軟に対応して頂けたらと良かったなと思います。
新型コロナウイルスの影響により、オフィスの運用に関する変化を教えてください。また、コロナ禍による運用面の変化をレイアウトに反映させた部分があれば教えてください
在宅勤務や時差出勤は取り入れています。事務職は在宅勤務の日数を設定したり、営業職は直行直帰を推進しています。
レイアウトに反映したところはありませんが、机の間隔をすこし広くしました。
以前のオフィスで抱えていた課題を教えてください
面積が狭い、トイレが狭い、掃除が依頼できない、会議室がないという点が課題でした。
新オフィスは、トイレなどの共用部がリニューアルされているため、とてもきれいで満足しています。
物件を選ぶ上で条件にしていたポイントや重要視したことはありますか?
主に以下の点を重要視しました。
- 綺麗なオフィスビル
- 社員の通勤
- 営業にあたっての交通網
- 面積(40坪以上)
- トイレ(室外、男女別)
この物件を内覧した際、印象はいかがでしたでしょうか
ビル自体は古いと分かっていましたが、リニューアルされており綺麗なビルだと思いました。
内装のこだわりやテーマを教えてください
清潔感、収納スペース、効率の良い物の配置に気を配りました。
働きやすい職場にするために、行っている制度や取り組みはありますか
設備投資は惜しみなく行っています。高性能パソコンやモニター、CADソフトは必要があれば購入しています。今のオフィスでは、窓際が寒いということで暖房器具も購入しました。
また、掃除は交代制にして実施しています。清潔なオフィスで働きたいですからね。
移転されてから、社内の反応はいかがでしょうか
全体的に良いと思います。
以前のオフィスよりも広くなりましたし、綺麗になったと思います。
ただ、窓際の席について、照明が暗いという意見がありますので、照明を追加しようと考えています。
コロナ禍でオフィスを不要とする企業もありますが、御社にとってオフィスとはどのような存在でしょうか
業種によっては、オフィスが必要のない企業もあると思いますが、当社にとってオフィスは不可欠なものです。
業務でいうと、技術者の育成はオンラインでは難しいですね。採用面接もオンラインだけでは難しく、実際に会ってみないとわからない面もあると思います。
また、オフィスには情報の集約場所としての機能もあると思います。直接のコミュニケーションの必要性を感じますし、規模によっては会社の成長を感じることができる場所でもあると思います。
良いオフィスを構えることで、社員が自信を持ってくれたら良いなと思います。
インタビューは以上となります。
ご協力ありがとうございました。