【移転事例インタビュー】仲間とつながるオフィスとは

今回はコミュニケーションを第一に考えたオフィスをご紹介します。2021年11月にご移転された株式会社チームエルの堀越社長にご移転の経緯や内装のこだわりについてお話を伺いました。

リモートワークが続き、コミュニケーションや組織力に課題を感じている担当者様は必見のオフィスです!

会社名:株式会社チームエル
所在地:東京都中央区日本橋本石町3-3-10ダイワビル9階
オフィス面積:108坪(ネット契約)
事業内容:自動車業界専門経営コンサルティング、愛車広場カーリンクのフランチャイズチェーン本部
URL:https://team-l.co.jp/

オフィスに入った際の第一印象は「明るい!!」でした。

ご覧の通り、パーティションがありません。視線を遮るものがないのでとても開放的です。床はフローリング調に張り替えていらっしゃいます。室内の照明が反射して、さらに明るくなっています。コーポレートカラーのグリーンともマッチしていますね!

ポイント
  • オフィスでの三密を回避するための拡張移転
  • 什器はIKEA製品やフェイクグリーンも活用
  • 会議室もガラス張り。見渡せるオフィスで”仲間”を感じるオフィス

ご移転の経緯(理由・目的など)を教えてください

拡張での移転です。以前のオフィスは40坪程で手狭な状態でした。コロナ禍で三密を回避するために、面積が広い物件を探していました。

新型コロナウイルスの影響について、オフィスの運用面の変化を教えてください

当社では、以前からフレックスタイムを導入しています。出張が多いため、どこで仕事をしても良いですし、コアタイムも設けていません。

緊急事態宣言の際は、管理系の社員も含めて、すべてリモートワークにしました。そこで感じたのは、リモートワークでも短期的な仕事はできますが、気軽なコミュニケーションが取りにくいということでした。当社では情報共有や知識の共有を大事にしています。先輩が後輩に教える場面や、雑談のようなリアルなコミュニケーションが重要だと再認識しました。

コロナ禍による運用面の変化をレイアウトに反映させた部分があれば教えてください

新しいオフィスではWEB会議用ブースを10個作りました。以前のオフィスでは”WEB会議の際にオフィス側が騒がしくてWEB会議に集中できない”というような課題がありました。

また、社員数35名に対し、座席は90席のスペースを確保しています。全社員が出社しても密状態にならないようになっています。

物件を選ぶ上で条件にしていたポイントや重要視したことはありますか?

エリア、ビルグレード、広さ、経済条件を重視していました。居抜きの物件も内覧させて頂きましたが、自分たちの使い方に合致する物件がなく、居抜きは断念しました。ダイワビルに決めたのは、築年数は多少古くてもリニューアルされていること、しっかりとメンテナンスされているというのが大きな理由です。入居後のオーナー様の対応も素晴らしく、快適に過ごさせていただいています。

内装のこだわりやテーマを教えてください。

エントランスは、第一印象を大事にしています。ご来客の方に楽しんで貰いたいという思いから、明るく、見通しの良さを重視しました。視線を遮るパーティションがなく、シンボルツリーが見えるのがポイントです。

パーティションを設けないことについて、当初は「セキュリティが心配」という意見もありましたが、ここはオープンにして良かったと思います。

内装は、”オフィスとしてのスペース”ではなく、”飲食店のコミュニケーションスペース”をイメージしています。

執務エリア、ラウンジエリア、カフェエリアというゾーニングをして、さらにBGMを流すことで話しやすい空間を作っています。BGMはサウンドマスキングの効果もあります。

レイアウトはフリーアドレスで、作業に合わせて好きな場所で作業できるようにしています。会議室もガラス張りで、ブラインドやカーテンも設けていません。

働きやすい職場にするために、行っている制度や取り組みはありますか

フルフレックス制ですので、全社員が集まるイベントを2、3ヵ月に1回の頻度で実施しています。他にも月一回の表彰やレストランでの食事会などを実施しています。

コロナ禍でオフィスを不要とする企業もありますが、御社にとってオフィスとはどんな存在でしょうか。

コミュニケーションスペースですね。

会社に来れば、仲間がいて、笑顔があるというオフィスにしたいと思っています。

オフィスが会社そのものであるという考えや、著名なビルに入居することでステータスやブランド力を感じる社員もいると思います。

あとは、オフィスが大きくなると、会社も大きくなっているという実感が沸いて嬉しいですよね。

編集後記

チームエル様は、経営理念に”集合天才”を掲げられています。

集合天才とは、『一人一人が「自分の力だけでできることには限界がある」という考え方にたち、個々の専門分野を持った人間が自分の経験を人に教えてあげ、他人の経験を教えてもらい、一人一人の経験を全体の経験にしていく。 100人いれば、自分は 100人分の経験と100人分の知識を持って仕事をできる。そうすれば、素晴らしいことが実現できる。』という考え方です。この理念を実現させるためにはリアルなコミュニケーションが必要とのことでした。

コミュニケーションスペースを第一に考えたオフィスは、まさに会社名の由来である、チーム(仲間)とLINK(つながり)を表現したオフィスですね。

オフィス内はBGMが流れ、窓際にはヨギボーが置かれたリラックススペースがあったり、アニメの名セリフが飾られていたりと、遊び心のあるオフィスでした。また、すべてが丸見えというわけではなく、パーティションで囲われたスペースもあり、体調が良くないときにが人の目を気にせずに休めるようになっていました。細かい配慮もされている心地よいオフィスだと思います。

今回はインタビューにご対応頂きましてありがとうございました。

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