新型コロナウイルスに対する国内什器メーカーの戦略とは(イトーキ編)
緊急事態宣言が解除され、経済活動が再開されてきました。
オフィスにも人が戻りつつありますが、心理的安全性と物理的安全性をどうのように確保するのか。
国内大手什器メーカーが発表しているレポートを紹介させていただきます。
今回はイトーキさんのレポートです。
株式会社イトーキ
本社所在地:東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング
以下はレポートからの転載です。
緊急事態解除後の働き方について
ワーカーがオフィスに戻り、感染回避と経済活動が同時に行われるフェーズ
POINT:感染防止と生産性向上を目指す
①働くルールの設定
②働く環境の整備
③「働く」を支えるICT支援の検討
1.働くルール
心理的・物理的安全性を保ち、多様な働き方を安心して選択できるためにも”働くルール”づくりが大切です。
”働くルール”を整備し、企業としてワーカーへ安全性を伝えることが、様々な状況下にあるワーカーの安心感につながります。
1.働き方の基準を整える
ワーカーが安全に活動するルールと生産性を減らさない活動基準で考えます。
安全基準
- オフィスjへの出勤制限ルールを定める
- 在宅勤務のルールを定める
- 個人が行う衛生トレーニングルールを定める
- 会社が行う清掃・洗浄ルールを定め、公開する
行動基準
- コラボレーションを減らさない
- デバイスや備品を再整備し安全に効果的に
- 席の運用をエリア毎に制限しワーカーに選択権を与える
- 大事にすべきコミュニティづくりを促す
2.働く場の基準を整える
- 距離を保つ
- 接触を減らす
- 清潔を保つ
- 健康を保つ
2.働く環境
モデルレイアウトでの考察
オフィスデザインで考慮すべきこと
オフィスに帰ってくるワーカーは、密な接触だけでなく、働き方自体に不安を抱えています。
座席についても、固定・フリーアドレスなど様々な運用をしている中で、各エリアごとの工夫により、安心・安全な働く環境をつくる必要があります。
最も密度が高くなりやすいDeskエリアと、会話が発生しやすいCommunicationエリア、リモートワークにより新たに付加が必要となるPlusエリアの3つに分類し、各エリアごとに解決できるアイデアをご紹介します。
3.「働く環境」を支えるICT
ICTを使ったオフィスの利用状況把握による防疫対策
1.接触を減らす
- スケジュール管理システムで、”明日オフィスに何人出社するか”を把握する
2.距離を保つ
- センシングによるワーカーの密度の可視化
3.健康を保つ
- 入室管理システム×スケジュール管理システムによるワーカー同士の接触履歴
4.円滑なリモートコミュニケーションの実現
- リモート会議ブース
- パネルブース
- 共有モニター
ご紹介は以上となります。
より詳しい内容はホームページをご覧ください。
イトーキホームページ:https://www.itoki.jp/
ダウンロードURL:https://www.itoki.jp/catalog/pdf/itoki_post_corona_workplace_guide_book_v1.pdf