オフィスの顔!エントランスのデザインをするポイント

オフィスエントランス

エントランスはいわば、オフィスにとっての顔とも言える空間です。オフィスのエントランスはお客様が最初に目にする空間であり、その企業の印象が決まるといっても過言ではありません。エントランスデザインの重要性やどのようなデザインにすれば良いのかとを考え、デザインを練っていきましょう。

目次

エントランスデザインの重要性

エントランスのデザインは社員のモチベーションを高めるほか、来社されるお客様に対する企業価値を高める役割があります。また、最近ではリクルーティングのためにデザインを重視されている企業も増えています。企業説明会などの採用プロセスにおいて、学生の印象を良くする効果が高いからです。
現在では、案内システムにタッチパネルを導入する企業が増えています。お客様に対する気遣い、そして利便性が整った環境になっていると、その一つ一つが企業のイメージアップに繋がります。エントランスの形は様々ですが、中でも特に重要と言えるのは、快適に過ごせる空間である事です。そのために、エントランスのデザインの重要性が高いと言えるのです。

企業のイメージを打ち出すデザイン

企業の顔であるエントランスには、企業イメージを前面に打ち出すデザインを取り入れるのもおすすめです。どのようなものがあるのかご紹介します。

エントランスサイン

エントランスサインは、社名やロゴを入れているものが一般的です。エントランスに足を踏み入れた瞬間に目に入るため、会社の印象を決定づける重要な要素となり得ます。サインに使われるデザインは様々で、イメージカラーや素材に工夫を凝らし、強く印象付ける企業が多いです。例えば、特徴的な色を使ったり、重厚感のある素材を使ったり、あるいは透明感のあるアクリル板を使ったりと、見せ方は様々です。
エントランスサインには流行の変化が見られ、単純にデザイン設計に限られない変化を持たせる企業もあります。最近はデジタルサイネージを採用している企業が増えています。人が近づくとデザインが浮かび上がったり、音がなったりする仕掛けを導入する事も多いです。

理念やメッセージの表示

エントランスはお客様と企業の第一の接点となる空間です。そこで企業理念やメッセージをさりげなく伝える手法は、多くの企業で取り入れられています。見た人に伝わりやすい形としては、タッチパネルを搭載した液晶での情報発信です。お客様自身が知りたい情報を伝えるのに便利で、文字で会社の強みを伝えられます。
また、理念やメッセージを文字としてではなく、エントランスの空間そのもので感じ取ってもらう方法も多いです。例えば自然環境への取り組みを主張したい場合、天然木材をエントランスに取り入れるように、空間そのもので「企業らしさ」を伝えるのも上品でしょう。

コーポレートカラー

エントランスには、企業のイメージを強く浸透させるため、企業カラーを基調としたデザイン設計を採用している事が多いです。例えば、ロゴカラーと統一感を持たせたり、内装の雰囲気に一貫性を出させたりと、色合いにはこだわりがあります。
コーポレートカラーは、企業の取り扱う商品によって違いが見られる場合も多いです。例えば、高級なブランド品を取り扱う企業では、モノトーンでシックなイメージを与える事、若者が活躍する企業では明るめのカラーで情熱を表現する事など、商品や社風による違いもみられます。

セキュリティ

エントランスデザインは良いイメージを持ってもらえるのが一番であるものの、セキュリティへの配慮も重要です。エントランスは外部者の出入りが多いため、基本的に機密情報を管理する部署は近くに配置しません。オフィスは、「来客者が立ち入れる場所」「社員のみが立ち入れる場所」「社員と来客者が共有する場所」の3種類に分けられます。それぞれの分類に合わせて床や壁の色を変え、見た目で分かりやすく区別する事も、セキュリティ対策の強化に繋がります。
一般的にエントランスには受付が配置されていますので、外来者が初めに立ち寄る受付にて、セキュリティ性を高める工夫をしましょう。監視カメラに必ず一度は映るようにしたり、ガラスのような透過性のある素材でオフィスとの仕切りを作ったりするなど、工夫は様々です。

オフィスのエントランスデザインは企業イメージそのものといっても過言ではありません。社外の人間にとっても社内の人間にとってもプラスとなるデザインであるべきという意識を持つのが良いでしょう。また、企業のイメージを打ち出すためのポイントも数多く存在しています。さらに、セキュリティ面も強化すれば最高といえるオフィスをつくることができるでしょう。決して難しいことを考える必要はなく、基本通り、コンセプトに沿って決めていけば、自然と良い仕上がりに繋がっていきます。

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