【東京駅前再開発】八重洲二丁目中地区の概要が明らかになってきました

東京駅前開発イメージ

八重洲二丁目中地区の概要が明らかになってきました!

計画の概要と、再開発により整備される点をまとめてみます。

東京駅前開発イメージ
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目次

開発エリアの位置

東京駅前八重洲地区の大型再開発の一つです。現在は八重洲ブックセンターや八重洲三井ビル、ヒューリック京橋ビルなどが建っているエリアです。

東京駅前開発地図

建物概要・規模

  • 計画地:中央区八重洲二丁目4番、5番、6番及び7番
  • 都市再生特別地区の区域面積:約2.2ha
  • 着工:2020年度
  • 竣工:2023年度
  • 規模:地上46階地下4階
  • 高さ:240m

整備点①「東京駅前の交通結節機能の強化」

・国際空港と地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備

東京駅前バスターミナルイメージ

八重洲の他2地区の再開発と連携し、当地区の地下にもバスターミナルが設置される計画です。

・東京駅と周辺市街地を結ぶ歩行者ネットワーク

東京駅前再開発
東京駅前再開発イメージ

八重洲地下街で「東京」駅に直結、さらに、京橋エドグラン側から「京橋」駅にも直結する計画です。東京駅と京橋駅を結ぶ地下ルートができることになります。

整備点②「国際競争力を高める都市機能の導入」

  • 外国人子女の教育環境の整備(インターナショナルスクール)
  • 外国人の多様なニーズに対応した滞在機能の整備(サービスアパートメント)
  • エリアマネジメントの実施によるまちの魅力・活力の向上

特徴的なのは、外国人ワーカーとその家族の生活環境をサポートするために、高層階にサービスアパートメント(約13,000㎡)、低層階にインターナショナルスクール(約7,700㎡)が設定されているところです。サービスアパートメントは今までの高層ビルにもありましたが、インターナショナルスクールの設置はめずらしいと思います。

東京駅前再開発イメージ

整備点③「環境負荷低減と防災対応力強化」

  • エネルギーネットワークの構築などによる環境負荷低減
  • 地区間のエネルギー連携による災害時支援機能の強化

コージェネレーションシステムの導入や、八重洲一丁目地区の地域冷暖房施設とのネットワーク化により環境負荷を低減させる計画です。

再開発組合には、事業協力者として三井不動産、鹿島建設、ヒューリックなどが参加予定です。

八重洲の開発は、「八重洲二丁目北地区」が2018年度着工、2022年竣工、「八重洲一丁目東地区」が着工2019年、竣工2024年度を予定しています。オリンピックの2020年は、東京駅前は開発真っ只中となる模様です。

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