完全フリーレントとは(事業用の賃貸における)-用語集賃貸オフィス・賃貸事務所のオフィスター

完全フリーレントとは?

完全フリーレントとは物件にかけられているサービスの1つで、一定期間だけ賃貸料や共益費などが免除されます。
そのため、完全フリーレントの物件と契約すると「企業の出費が減る」というメリットを受けられます。事業を稼働するときに発生する費用のなかで、賃貸料と共益費という固定費を0円にすることができるからです。他にも「2重で賃貸料が取られない」というメリットもあります。今いるオフィスから他のオフィスへ引っ越しをする場合、会社の所在地が無いという事態を防ぐために、数日間だけ2つのオフィスをもつことになり、両方のオフィスの賃貸料を払わなくてなりません。ですが、完全フリーレントの物件だとそうした2重で支払う事態を防ぐことが可能です。

賃貸人のメリット

また、完全フリーレントは貸す側にとっても「物件の空き室がなくなる」というメリットがあります。部屋に空きがあると、人気がない物件と扱われてしまい評価が下がってしまいますが、部屋が埋まっていると人気がある物件と見なされて評価が上がり、入居者が増えるというメリットが発生します。

完全フリーレントを取得する場合の注意点

ただし、完全フリーレントの物件を借りるときに注意することがあります。それは「費用が発生しない期間を確認する」ということです。完全フリーレントでは賃貸料や共益費が発生しないのですが、永久にということではなく、必ず1年や2年などの期間が定められています。その期間をすぎると通常の物件と同じく賃貸料や共益費が発生しますので、費用がかからないことを前提にして運営している場合は注意が必要です。

違約金について

ほかにも「違約金が発生する期間」についても気をつけて下さい。完全フリーレントでは賃貸料や共益費が発生しないことと引き換えに、一定の期間内に引っ越しをすると違約金が発生するというペナルティを持っている物件が多いからです。他のオフィスへ引っ越しするときに足かせとなることがあるので、不動産契約をする際にペナルティが発生する期間とその金額については入念に確認する必要があります。