オフィスの適正面積の考え方

賃貸オフィスを利用する際には気にしなければならないことがいろいろあるのですが、中でもどれくらいの広さが必要なのかが重要になってきます。
というのも、賃貸オフィスの多くは広くなればそれだけ賃料が高くなるのが一般的だからです。そのため必要以上に大きい場所を選んでしまうと、無駄にコストがかかってしまい経営を圧迫しかねません。ただ、だからと言って明らかに小さい賃貸オフィスだと不便ですから、オフィス適正面積というものを意識しておかなければならないのです。

適正面積の計算方法

まず、従業員の人数からどのくらいのスペースが必要なのかを割り出す方法があるので、試してみることをお勧めします。おおよそですが、一人あたり三から五坪ほどあれば窮屈な感じがなく作業ができると言われています。ただし、職種によっても多少は増減させる必要があります。例えば営業や現場での作業が多いため、社内にはほとんど従業員がいないのであれば、一からニ坪程度でも問題ありません。ですが、デスクワークが業務の中心であれば、社内には常に人が溢れている状態になりますから六坪ほどは欲しいところです。
作業するためのスペースの計算ができたら、次に会議室や取引先の方を招き入れる部屋、役員室、在庫を入れておくための倉庫などといった場所を加えて、最終的にはどれくらいの広さが必要になるのかを調べておきましょう。予算に余裕があるのなら、従業員やコピー機などの設備が増えた時に備えて、割り出した数字よりも少し広めの賃貸オフィスを探してしておくと良いです。

その他必要な要件

そしていよいよ賃貸オフィスを選ぶ段階ですが、くれぐれも図面や坪数を書いた資料だけを見て判断しないことです。実際に行ってみると意外と広い、あるいは狭く感じるなどといったこともよくあるからです。その理由は柱や窓の位置、部屋の形などによっても影響を受けるからで、こればかりは自分の目で見てみるしか判断できないですから、必ず時間を作って足を運んでおきたいものです。

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